減速機のよくあるご質問

非破壊検査(スコープ点検)ではどこまで判断できますか?

ビデオスコープなどを用いた非破壊検査は、減速機を分解せずに内部の状態を確認できる点検方法です。 点検口や注油口からカメラを挿入し、歯面や潤滑状態を目視確認することで、「分解が必要かどうか」の判断材料を得ることができます。
非破壊検査で確認できる主な項目
  • 歯車の歯面状態(ピッチング・スコーリング・欠けなどの有無)
  • 歯当たりの状況(かみ合い位置の偏り・片当たりの有無)
  • 潤滑油の状態(変色・汚れ・泡立ちなどの傾向)
  • 内部の錆び・腐食・異物付着の有無
一方で、非破壊検査では判断が難しい、もしくは限定的にしか把握できない項目もあります。
非破壊検査だけでは判断が難しい主な項目
  • ベアリング内部の損傷・疲労(グリース封入型など)
  • 軸受クリアランスや嵌合部の摩耗量
  • ハウジング内側の細かなクラック
  • 歯元の内部き裂など、表面から見えない欠陥
非破壊検査は、「分解せずにできる範囲で現状を把握する」ための一次診断として有効です。 結果として、
  • すぐに分解・補修が必要な状態かどうか
  • 次回の計画停止まで運転を続けられそうか
  • 分解時に重点的に確認すべき箇所はどこか
といった判断に役立ちます。 当社では、非破壊検査の結果と、音・振動・温度・運転履歴などの情報を組み合わせて、
「今すぐ分解するべきか」「次回の計画停止で対応するか」といった保全計画の検討にお役立ていただけるよう報告しています。

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