減速機補修の納期は、単純に「作業日数」だけではなく、次の要素を組み合わせて決まります。
- 損傷状況(軽微な摩耗か、大きな破損か)
- 必要となる補修レベル(清掃・調整レベルか、分解・部品製作を伴うか)
- 部品の種類(標準部品か、リバースエンジニアリングが必要な特注部品か)
- 設備停止の条件(計画停止の可否・停止可能時間帯)
標準補修の場合(図面・仕様が揃っているケース)
・既存図面や仕様があり、交換部品も標準品で対応できる場合は、
分解・点検の結果をもとに、必要な部品手配と作業工程を組み立てます。
・ベアリングやシールなどは標準在庫品や短納期で入手できるものが多く、
納期見通しを比較的早い段階で確定しやすい案件です。
一方で、リバースエンジニアリングや特注部品の新規製作が必要な場合は、「図面作成」「試作・確認」「本製作」の工程が加わるため、標準補修よりも納期が長くなることがあります。
リバースエンジニアリングが必要な場合
・歯車やシャフトなどを現物から図面化し、新規製作する必要がある。
・形状が複雑、精度要求が高い、熱処理や表面処理が必要など、工程が増える。
・試作で歯当たりやバックラッシュを確認し、本製作に入る場合がある。
当社では、分解・点検と併行して部品調達や製作工程の検討を進め、
「いつまでにどこまで完了できるのか」をできるだけ早い段階でお伝えするようにしています。
そのうえで、標準補修とリバースエンジニアリングのいずれが適切かを比較し、納期とコストのバランスを踏まえたご提案を行います。