超長尺の油圧シリンダーの分解、補修・メンテナンス事例

超長尺(ストローク3,200)の油圧シリンダーの分解、補修・メンテナンス事例をご紹介します。
今回の分解、補修・メンテナンスでは、ピストンロッドの精度と油漏れ防止を目的とした組立精度が求められました。
千代田商事ではこれまで様々な油圧シリンダーの分解、補修・メンテナンスを手掛けてまいりました。今回もその豊富な実績を活かして、お客様のご要望に沿って対応しました。

超長尺の油圧シリンダーの分解、補修・メンテナンス
受入、現状確認
超長尺の油圧シリンダーの受入時に、目視による現状確認を実施しました。
分解、点検

球面軸受け
分解後

ポートブロック取付部
分解後

ピストンロッド分解後
広範囲に腐食あり

保護カバー
分解後

保護カバー分解後
ローラーが固着

シリンダーチューブ分解後
内径部に傷、摩耗あり。粗度不良

補修方法をお客様と打合せ
分解、点検結果を基に、お客様と補修方法を打合せしました。
補修方法
  • ピストンロッドを新規製作(油漏れ防止に)
  • 新規製作時にめっき補修にて耐久性をあげる(補修前のピストンロッドに多数の傷・摩耗があったため)
  • マニホールドブロックの保護カバーを新規製作(紛失していたため)
  • 油圧シリンダーのオーバーホールを実施


新規製作部品、補修後の各部品

ブッシュ、カラー
新規製作

シリンダーチューブ
補修後

ピストンロッド
めっき補修後

ロッドカバー
新規製作

マニホールドブロック用保護カバー
新規製作

マニホールドブロック

Before

After

シリンダーチューブ

Before

After

ピストンロッド

Before

After

先端金具、ブッシュ、カラー

Before

After

Before

After

Before

After

組立、試験
整備した部品と新規製作した部品を合わせて組立しました。
組立後、事前にお客様と協議して決定した規定に則って試験しました。
完成
すべての工程が完了し、お客様に納品しました。

今回のような精度が求められる補修・メンテナンスにも千代田商事は対応可能です。千代田商事の強みである協力会社との強い信頼関係、創業以来培ってきた補修・メンテナンスの経験を活かし、長年に渡りお客様のメンテナンスをサポートしております。

お困り事がございましたら、どうぞお気軽に千代田商事へご相談ください。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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