鋳鋼製スラグポットの補修・メンテナンス事例

今回のブログでは、鋳鋼製のスラグポットの補修・メンテナンス事例をご紹介します。

鋳鋼製のスラグポットは、長期間の使用により、割れやその他の不良が生じることがあります。これらの問題に対処するため、一時的な溶接補修が行われることがあります。しかし、鋳鋼品の特性上、溶接補修では新たな割れが生じたり、完全に補修することが困難な場合が多いです。これは、予熱と後熱の管理が難しく、材料の成分が割れを引き起こしやすいためです。

不良が発生したスラグポットの交換を目的に新規購入する場合、一般的に500万円以上の高額な費用がかかります。また、納期も長くなってしまいます。
このような課題の解決策として、千代田商事株式会社は非破壊検査を用いた精密な補修・メンテナンスを提案しています。この方法により、新品購入時の約半額でスラグポットの補修できることがあります。もちろん、製品の大きさによっては費用に差が出る場合がありますが、この補修・メンテナンス方法は、長寿命化を実現し、コスト効率を向上させます。
鋳鋼製のスラグポットの補修・メンテナンス工程
製品受け入れ
鋳鋼製のスラグポットを受け入れたところ、内部にスラグが滞留していたため、不良個所を特定できませんでした。
そのため、内部のスラグ除去、目視による不良個所の確認、それから非破壊検査を実施することとなりました。
ショットブラスト処理によるクリーニング
クリーニングを目的に、ショットブラスト処理を実施しました。不良個所を目視で確認できるようになりました。
非破壊検査(2回実施)
不良個所を正確に把握するために、非破壊検査(MT検査)を2回実施しました。
不良個所をマーキングし、熱処理などによる補修・メンテナンスを実施しました。
補修・メンテナンス完了
2回の非破壊検査と補修・メンテナンスに要した期間は、約2カ月でした。
鋳鋼製スラグポットを新規購入する場合には、木型製作なども含めて約6カ月かかる事が一般的です。今回の補修・メンテナンスにより、納期を大幅に短縮できました。
千代田商事株式会社は、スラグポットの非破壊検査を含む補修・メンテナンスに関して豊富な経験を持っています。
スラグポットの不良にお困りの場合には、お気軽にご相談ください。補修・メンテナンスを選択するメリットを丁寧にご説明し、スラグポットの長寿命化・コストダウンについてご提案いたします。